今回は、個人的にユニークだと感じた世界中のアイデアをまとめてみました。 ぜひ参考にしていただければと思います。

「pizza kingdom」のエスカレーター広告

1   登った先にある2Fのピザ屋さん『ピザキングダム』のエスカレーターのようです。 一枚のピザのチーズがエスカレータ-の段差を利用して伸びるという素晴らしいアイデアの広告です。 ピザのチーズのおいしさをお客さんに伝えることを意味したデザインになっているようです。 私もこのエスカレーターを見つけたらピザに釣られて乗ってしまうと思います。   この広告展開により店の売り上げが7割、 利益は53%増加したとのことです。 こういったユニークな広告により、見た人たちには、 気づきや驚きからポジティブな印象を与えられるようです。 面白いことをする企業は誰でも応援をしたくなります。 不特定多数の人間に何かを見せる時には、 やはり、印象に残る広告は大切だと思います。 こういった広告をしているお店が近くにあれば、 「あそこにいこうよ!ピザのエスカレーターのお店」 みたいな会話から足を運ぶことになりそうです。 売り上げが上がるのは納得できます。 ad soft the world/pizza kingdom

使いづらいペーパーナプキン

014_plusodin   ペーパーナプキンを使用するたびにアフリカの緑がどんどんと減っていく。 WWFの環境意識を変えるの体験型の広告です。 このような大きなゴール(広告の目標)が設置されていると、 なかなか「見る」という体験だけでは、頭で理解はできるけれど 実際には今すぐに直面することでもなく、自分ごとではないので、 すぐに頭の片隅に追いやられて忘れてしまうと思います。 なので、こういった実際に手を使い、 その効果を認識するという行為というのは重要なことだと思います。 さらに日常で必ず、使用する必要不可欠のものなので、 このペーパーナプキンを使用するという行為が別のところでフックとなり、 再度この体験広告を思い出させる非常に効果的な広告だと思います。 キャッチコピーは、 「save paper save the planet」 このような広告の体験というのは一度だけ経験するのが、 いいように思います。 毎日使っていたら環境とかどうでもよくなってしまいそうに思えます。 山小屋とか、頻繁に何度もリピートしなさそうなところで 限られた特定の場所に設置するのが良さそうです。 WWF

くるりと貼る反戦ポスター

3   電柱にまるめて貼ると、一人の兵士の銃口が、 自分の頭に突きつけられるように見えるポスターです。 内容はイラク戦争の反戦を訴えるもののようで、 2009年のクリオ賞を受賞したキャンペーンとのことです。 クリオ賞=1959年設立のカンヌライオンズ・One showと並ぶ、 世界最高峰の広告コンクール。 こんなことばっかりやってると回り巡ってお前もやられるぞというニュアンスでしょうか? すごくトンガっているポスターだと思います。 キャッチコピーは、 “What Goes Around,” “ Comes Around” 「因果応報」「自業自得」という意味のようです。 こういった形状を生かしたデザインのポスターはなかなか見かけないので、 もっとたくさん見てみたいと思いました。 世の中には、多くの反戦ポスターがありますが、 戦争というものを大きな枠でとらえず、個人にフォーカスを当てて 自分がこんな死に方をしてしまったら嫌だな、怖いなって思えるような ものが一番伝わりやすいように思います。 Big Ant International  

いつでも使えるバター

4 バターの蓋が木製のバターナイフになっていて、 開けたらそのまま使える。 こういった商品は素晴らしいと思います! ただ、こちらはコンセプト段階とのことで、実際の商品化はしていないようです。 ホテルとかのジャムとかバターってどうやって使ってたのか? 不便だったときを思い出そうと思ったんですが全く思い出せないです。 以外と便利そうに見えて不要なのかもしれません。 便利ではありますが・・・ しかも、こういった製品、 日本ではなかなか出せなさそうですよね。 直接口をつける部分がむき出しになっていたりと、 私はそんなに気にはなりませんが・・・ 割り箸とかも紙やビニールで梱包しているので難しそうに思えます。 むき出しなのは、駄菓子屋に売っているヨーグルの木製のスプーンくらいです。 YANKO DESIGN

二度見してしまうジュースパッケージ

cached-4   スーパーなどでは、なかなかお目にかかれなさそうなPOPな色調ですが、とても可愛いです。 飲んでも捨てられなさそうです・・ こちらの商品は無印良品のデザイナーとして有名な深沢直人さんの作品とのことです。 こちらもコンセプトの段階で商品化されていないもののようです。 一目でなんの飲み物かわかるというのがいいですね。 こういった面白いパッケージは、もっと増えてほしいと思います。 スーパーなどで見つけたら思わずテンションがあがりそうなもの 普段なかなか出会わないので。 深沢直人さんはあの無印良品の「壁掛けCDプレーヤー」 を考えた方です。 すごくアイデアが直球でかっこいいです!

http://designcommittee.jp/gallery/

深沢直人 以上です。 こういうユニークなものって世の中にはまだまだいっぱいあると思うので、 もっとたくさんの色々なもの見てみたいです。 ありがとうございました!