2017.03.09
ブランドを育てる人たち
昔からなんとなくマーケティングやらブランディングに興味があり、
最近それにまつわる本を読んでいます。
個人的に読みやすかった2冊はこちらです。
▼ブランドのはじめかた
中川淳 (著), 西澤明洋 (著)
▼経営者のためのウェブブランディングの教科書
佐野 彰彦 (著)
それぞれ糸口は違うのですが、どちらも、
・ブランドのコンセプト、会社の企業理念、等の本質を理解した上で競合となるものとの差別化をしていかなきゃね。
・ブランド・マネジメントをするのは社員さんであって、社員さん自身がそのブランドに関して腹落ちしていないと、ブランディングは構築されないよね。
といった話なのかなと自分の中で理解しました。とてもざっくりです。笑
私自身この2点が記憶に残った理由としては、
以前数ヶ月専門商社のマーケティング部の
とあるブランドマネジメント担当している部署で
サポート業務をさせていただいていたことがあり、
そこで得たものがしっくりきたからなのでした。
製品に対する愛
当時の私の上司は女性なのに一流企業のマネージャー。
バリバリ仕事をするスーパーウーマンでかっこいい女性でした。
そんなかっこいい女性なんですが製品のことを「この子」と言っていたんですね。
子供を育てるような愛が感じられて、とても微笑ましかったです。
製品のことを知り尽くして、
私の取り扱ってる製品はこれだけ素敵なんだよとアピールできて、
それを子供のように育てお客さまに送り出す気持ちが、
思わず「この子」といった言葉に表れるんだろうな~と。
ブランドって愛情を注いで育てあげていくものなんですよね。
お客さまを喜ばすことのプロ
歓送迎会でのできごとですが、
そちらの企業は新卒の子が幹事をやる風習があって、
進行がうまくいっていなかったことがあったんです。
そこへ上司からその子に対してのダメ出しが。
「マーケティングはどうしたらお客さまが喜んでくれるかを全力で考えなきゃならないだろう。
それは飲み会でも同じ。この部署にいるからには飲み会も全力でやりなさい!次回も幹事やり直し!」
その時はおもわず笑ってしまいましたが、
今思うとお客さま(主賓)を喜ばすことに対してストイックで、プロ精神によるものだなと思います。
仕事においてはもちろんですが、どんなときも常にお客さまや相手の立場になって考えること
すごく大事なことなんだなと再確認しました。
終わりに。
製品に対する愛情の大きさとお客さまの立場になって考えることのプロフェッシェナル感。
社員さんの人柄がブランドを作る。本にも書いてありましたが、
その通りだと思います。私はすっかりこちらの企業のファンですね。
顧客さまもきっとそうだと思います。
マーケティングやブランディングに対するむずかしいことはわかりませんが、
一流企業で働く方の仕事の仕方を見て、
仕事をするうえですごく大事なことを学べた数か月だったと思います。
本を読んでいてこんなことを
ふと思い出したので書いてみました。
仕事を通して素敵な人たちに出会えることが幸せだな~と。
またどこかで一緒に仕事ができますように!
そして、今後もこのような方とお仕事ができることを楽しみにウェブディレクターとして精進していきたいです^^