2015.03.26

Tumblrが人気の理由と特徴

こんにちは、虫歯と口内炎で苦しんでいる杉本です。
突然なんですがTumblrについて書いてみました。

Tumblr（タンブラー）って聞いたことありますか？
日本ではあまり浸透しておりませんが、Tumblrは海外で有名なブログサービスです。

海外では、すでに広まっているこの「Tumblr」ですが、今回は「Tumblrってなに？」という初心者のために、基本的な知識と特徴をまとめてみました。

Tumblrとは？

Tumblrとは、アメリカのDavidville.incが提供する、メディアミックスウェブログサービスです。2007年3月のリリース以降、世界中で利用されています。画像やテキスト、動画、Web上の記事などを引用できる“オンラインのスクラップブック”と考えると、理解しやすいです。
気になる情報や自分で取った写真を公開し、ネット上で共有することができます。

ですが・・・
「Twitter、Facebookと似たサービスじゃないの？」

実際それぞれの特徴を兼ね備えているのがtumblrです。
まず、tumblrに登録すると自分のブログをもつことができます。
他のブログ同様デザインのテンプレートが用意されており、画像や動画などはもちろん音楽データーまでも投稿することができます。ブログとの大きな違いはtwitterの機能？である友達をフォローできるという機能を兼ね備えています。

友達が投稿したら、twitterやfacebook同様にタイムライン上に投稿されたブログが表示されます。ただし、twitterのように140文字という制限はなく長文の投稿もできます。

また、faebookにいいね！という機能があるように、tumblrにはスキという機能があります。機能的にはどちらも一緒です。

このようにfacebookやtwiiter、ブログなどの機能のいいとこどりをしたのがtumblrなのです。
しかし、twiiterにはツイッターの良さがありfacebookにはフェイスブックの良さがあります。tumblrにはtwitterやfacebookと連動する機能もあるので使い分けて利用するのも一つの手です。

Tumblrの特徴

簡単に特徴を箇条書きにしました。

  1. デザインがオシャレでカスタマイズもしやすい。
  2. 他の人の記事を簡単に紹介できる「Reblog」。
  3. 独自ドメインも運用可能で検索に有利。
  4. もちろん無料です！
  5. ブログのデザインテーマが豊富

といった、いたれりつくせりの高機能をもったソーシャルメディアといえます。
WEB知識が少ない人でもブログやWEBページが簡単に作れるというモノです。

TumblrとWordPressとの比較

簡単に箇条書きにして纏めてみました。

[テンプレート]
・WordPress
無料のテーマが用意されています。
公式テンプレート以外を用いる場合は、セキュリティ等に問題がないか調査する必要がある。
・Tumblr
無料でハイクオリティなTumblrテーマが用意されています。

[サーバ]
・WordPress
自前で用意する必要がある。
※Wordpress.comをご利用する場合はサーバーの必要はないです。
・Tumblr
必要ないです。

[画像]
・WordPress
テンプレート側で出力サイズを調整したりできる。
・Tumblr
多くのブログテーマでは500 x 750ピクセルをサポートしています。
GIFアニメーションを使用している場合、サイズが1MB以下、幅が500ピクセル以下

[テーマ製作]
・WordPress
テンプレートタグ(PHP)
・Tumblr
tumblr独自タグ(VariableとBlock)

[アップデート]
・WordPress
定期的にバージョンアップが行われるので、手動で更新する必要がある。プラグインも同じ。
※Wordpress.comをご利用する場合はアップデートの必要はないです。
・Tumblr
必要ないです。

[コメント欄]
・WordPress
WordPressのみで完結します。
・Tumblr
用意されていないので、Disqusを埋め込む。コメントとは別に質問機能があります。

[機能追加]
・WordPress
プラグインを導入することにより、機能を追加できます。
・Tumblr
プラグインはなく、主にJavaScriptのみ使用します。

簡易的にブログを作成するならば構築が簡単なTumblrをおすすめします。
テーマが無料でハイクオリティなものが用意されていて、クリエイターの方はTumblrを用いるのがベストだと思います。
メリットとして動画、音楽、画像、テキストがひとつのブログにまとめることができるのが良いですね。

これからTumblrの事例サイトを紹介します。

ここまでできるのかTumblr事例サイト紹介！

Tumblrをオウンドメディアやプロモーションなどに用いた、 企業や有名人、著名人のサイト事例をご紹介していきます。

事例1：adidas「adidas football」

adidas-Football

adidasが開設したフットボール専門サイト。
http://adidasfootball.tumblr.com/#!/home
商品や広告ビジュアルを全面に押し出し、余計な要素を排除してます。プロダクトの魅力とブランド力があるからこそできる手法といえます。

事例2：AMEN†FASHION

AMEN†FASHION

レディー・ガガ（Lady Gaga）ブログサイト
http://amenfashion.tumblr.com/
レディー・ガガのファッションを紹介するプロモーションにもTumblrが使われいます。
メッセージと写真のみのシンプルに作成してますが、ファッションが個性なので印象に残ります。
今後はファッションだけでなく動画や曲の紹介しコンテンツを通じて世界観を表現するのも面白いかもしれません。

事例3：でんぱ組.inc

でんぱ組

アイドルグループの公式サイト
http://dempagumi.dearstage.com/
ジャパニーズポップカルチャー最先端アイドルユニットでんぱ組.incのサイトもTumblrで作成してます。
パッと見、tumblrとは全く見えない作りは非常によく出来てデザインは、アイドルのサイトということで、かなりポップな感じで世界観が表現できて良いですね。
ターゲットが若者なのでSNSとの連携をTwitterのタイムラインから情報を取得して拡散していますね。

事例4：kate spade NEW YORK（ケイト・スペード）

kate-spade-new-york

kate spade NEW YORK（ケイト・スペード）
http://katespadeny.tumblr.com/
SNSの活用に積極的なケイト・スペード。Tumblrでは基本的にはテキストは少なめで、写真でビジュアルイメージを伝えています。
商品写真のPRではなく風景やパーティー写真の中に、ケイト・スペードのアイテムを付けた女の子が登場しています。
おしゃれな女の子のinstagramを見ているような感覚です。tumblrでシェアしてもらえそうな写真が多く上手く活用しています。

事例5：adidas Originals（アディダス）

adidas-Originals

adidas Originals（アディダス）
http://adidasoriginals.tumblr.com/
デザインの自由度が高く、遊び心があるブログです。写真、動画、グラフィックなどのビジュアルイメージを上手く活用しています。
直感的に操作するのに少し慣れが必要ですが、多くの人が利用する公式サイトとは違った見せ方や工夫をしています。

事例6：BURBERRY（バーバリー）

ART-OF-THE-TRENCH-TUMBLR

BURBERRY（バーバリー）
http://burberry.tumblr.com/
バーバリーでのTumblrブログでは、バーバリーのトレンチコートを着用したスナップ写真が掲載されています。
「UPLOAD YOUR TRENCH」より自分の着こなしを投稿することができます。
バーバリーのトレンチコートといえば王道のベージュカラーでクラシックな着こなしが多いイメージですが、掲載されているスナップは鮮やかなカラーや色んなタイプのトレンチコートが掲載されています。性別、世代関係なく幅広いスナップも魅力的。　自社ブランドの主要商品を使った上手い活用方法です。

事例7：VANS（バンズ）

Vans

VANS（バンズ）
http://vans.tumblr.com/
スケーターカルチャーをリードしてきたシューズブランドのVANS。
ブランドイメージを伝えるためにストリート系の写真を数多く掲載しています。
スニーカーの写真もブランドイメージを意識した内容が多く、Tumblrでシェアされそうなものが多いです。

まとめ

というわけでTumblrの特徴と事例を踏まえながらざっと紹介しました。
Tumblrを企業サイトに利用することは、企業の担当者、Webサイト制作者の双方に大きなメリットがあります。
企業の担当者にとっては「更新しやすく、SNS(witterとFacebook)との連携し記事を拡散できる」、制作者にとっては「たくさんのデザインテーマあり、カスタマイズしやすい」というメリットです。
今後は、Webデザインの仕事でも、WordPressだけでなく「Tumblrを利用したWebサイト構築」が増えていくでしょう。
まだまだ普及率は低いですが皆さんもブログを始めるときは、ぜびTumblrを使ってみたらいかがでしょうか。