2018.09.12
東京都のカッパバッジ
みなさんは、東京都のカッパバッジをご存知でしょうか?
1959年~1997年まで(年1回?デザインを変えて)販売されていたもので、10月1日の都民の日に着けて行くと上野動物園など都の施設に無料で入れました。
私も小学生のとき、学校で配布され10円払った記憶があります。(販売価格が10円だったのか、寄付として10円払ったのか定かでありません)
かわいいカッパのバッジでとても気に入っており、今でも大切に保管しております。
1997年に販売終了していたことも知らなかったカッパバッジですが、21年ぶりに復活するというではありませんか。
販売開始は7月10日。都内の何箇所かで販売するのですが、弊社から一番近いのが中央区観光情報センターでしたので、さっそく初日に行ってきました。
情報センターに着いたのは14時過ぎくらいでした。4台あるカプセルトイのうち既に1台が故障中。
残り3台の中から1台に絞り、そこで3回トライしてなんと3色コンプリートしました。その日の運すべて使い切った感。
今年のバッジのデザインは、安齋肇氏。バッジは、緑、黄色、ピンクの3色と復刻版の全4種類。
復刻版は、小島功氏がデザインした昭和52年(1977年)のものです。
4種のうち、普通に購入できるのは緑と復刻版の2種類のみ。黄色とピンクはカプセルトイのみです。(緑はカプセルトイにも入っています)
後日、通勤途中の本屋で緑カッパと復刻版を販売しているのを見つけ、入手していなかった復刻版を購入。
4種全て入手しました。
今年のカッパバッジの留め具は、ピンではなく、マグネットでした。
これがかなりの磁力で、少し離しておいても飛んできてくっついてしまうという強力さ。
そして何度目かの着脱の際にあまりの強磁力に、カッパ本体から磁石がはずれ、もう一方の磁石の元に飛んでいってしまいました。
購入直後に磁石が本体からはずれてしまうという事態・・・磁石タイプのバッジ、企画ミスと思わずにいられません。
厚手の服に着けられるよう配慮された磁力なのかもしれないけれど、いくら強磁力とはいえ、ちょっとした衝撃ではずれそうな気がします。
私は、ピンタイプがよかったなぁ・・・と思います。
ところで、なぜ東京都でカッパなのでしょうか?
かつて、隅田川にカッパの巣がたくさんあり、そのカッパが橋の工事を手伝い、おかげで江戸の町が水害から救われたという伝承からきているそうです。
そういえば、以前、カッパがらみで地名の由来となった話を読んだことがあります。
隅田川沿いにあった寺が移転することになり、鐘を舟で移転先に運ぼうとしたところ、バランスを崩した舟から鐘が落ち、川の底深く沈んでしまいました。
人々は鐘を引き上げようとしたものの、重くて引き揚げることができませんでした。
川に棲むカッパが鐘を気に入ってしがみついたまま放さないためだと人々は噂したそうです。
そして、鐘が沈んだあたりは鐘ヶ淵とよばれるようになったということです。